第4章 シリウス・ブラックとの出会い
「イヴ!説明して頂戴!」
目が覚めると、お風呂に入ってスッキリとしたハーマイオニーから問いただされた。
「シリウスから聞いたわ。あなた私たちが来るってこと知ってたんですってね!」
「えっと………まあ。」
「どういうこと!なんで知ってたの?ダンブルドア先生?」
「ううん。えっと、ルーピン先生探してる最中、今日のお昼殺されるはずだったバックビークを見つけたの。そこでもしかしたらハーマイオニー、逆転時計使ったんじゃないかなって思って。そしたら色々辻褄が合うから。」
「……………………」
何故か不機嫌そうなハーマイオニー。
「ハーマイオニー?」
「きにしなくていいよイヴ。ハーマイオニー、君と被った教科で一位が取れなかったこと根に持ってるだけだから。」
ロンがやれやれとする。
「ち、違うわよ!!私はただ、そんな曖昧な根拠だけであんな軽率な行動をするイヴに呆れてるだけよ!!」
「でも、イヴの推理は正しかっただろ?」
ハーマイオニーはぎりっと唇を噛んだ。すっごく怖かった。