第4章 シリウス・ブラックとの出会い
「へー!そりゃすごい!君一体何をしたんだい?」
ロンが聞く。
「古代のものなんて、一生に見れるか分からないものよ!?私の死ぬまでに見たいものランキングダントツの一位よ!?」
鼻息荒いハーマイオニーが手袋をしてまじまじとイヤリングを観察する。
「イヴ、君ってほんとに運がいいよ。僕も今度から人に親切にしーよっと」
「でも本当にその人何者なんだろうね。こんなにすごいものを親戚でもない君に渡すなんて。」
「…………んー心当たりはねちょっとあるの。」
「え!?誰?まさか本当に彼氏?」
「ううん。分かんないけど、その人だったらいいなって思うの。」
そう、ダンブルドア先生の言葉を聞いてから、ずっと思ってた。これを送ってくれた相手のこと。
私のたった一人の肉親であるあの人からだったらいいなーって。