第4章 シリウス・ブラックとの出会い
「あ!今度の闇の魔術に対する防衛術の先生だ!!んと、確かルーピン先生!リーマス・ルーピン先生!!って、ハリー!?」
私が驚く中、ハリーが私がさっきまで座ってた席に倒れ込んだ。
「大丈夫だ。気を失っただけだよ。」
アタフタとする私にルーピン先生が優しく言った。
しばらくして、ハリーは目を覚ました。私は眼鏡を渡す。
「大丈夫?」
「うん。ありがとう。………さっきのは………」
「「ディメンターだよ」」
またかぶってしまった。顔を合わせて笑う。ここは先生に譲ろう。
「アズカバンの看守だよ。今回魔法省がシリウス・ブラック対策のためにアズカバンから連れてきたんだ。災難だったね。ほら、チョコだ。気分がよくなる。」
「ハリー?どうかしたの?」
ぼーっとするハリーに声をかける。
「………声が聞こえなかった?女の人の叫び声。」
「いいえ、聞こえなかったわ。」
ハーマイオニーが不思議そうに首を振った。
「それじゃあ、私は車掌と話をしなくては。ほら、チョコをたべて。」