第4章 シリウス・ブラックとの出会い
「あ、目が覚めた?お腹減ったでしょ。ほら、お食べ。」
目を覚ました狼は目の前のご飯をばくばくと食べた。
「あーあーゆっくり食べないと。胃がびっくりするよ」
私は笑いながらいった。
「おーい!イーヴー!!イーヴー!」
狼がほとんど食べ終わろうとするとき、ハグリットの声が少し遠くから聞こえた。すると、その声に反応した狼が警戒して立ち上がる。
「もう行っちゃうの?これ持っていっていいよ。ばいばーい」
私は残ってた肉をポイっと投げる。狼はその肉を咥えて、驚くことにぺこっとお辞儀して去っていった。
「イーヴー!イーヴー!!大変だー!!シリウス・ブラックが脱獄しちまったー!」