第3章 ハリー・ポッターと賢者の石
……………………さあ……………………起きるのだ……………………起きろ……………………起きろ…………そしておいで………………………イヴ。
「えっ!?」
目が覚めると既に夜というより朝に近い時間帯で、私はスネイプ先生のベットに寝かせられていた。スネイプ先生はあたりにはおらずがらんとしていた。
「今の声………」
私はやけに生々しかった声のことを思い出していた。やけに懐かしいようなその声。
「ハリーたち大丈夫かな………?」
私は声のことを頭から払い除け、あかずの扉に向けて足を運んだ。なぜスネイプ先生が私を眠らせたのか考えもせず。