第3章 ハリー・ポッターと賢者の石
クリスマス休暇が終わり、みんなが帰ってきて、また普通の日常に戻り始めたころ。私はもう日課になっているハグリットの家にいた。
「ハグリット?それ何?」
「これか?ふふふドラゴンの卵だ」
「ドラゴンかードラゴンって魔法学全集に載ってたよー。なんか可愛かった」
「だろう?お前さんもそう思うか。ドラゴンっていう生き物はすこーし誤解されてるんだ。それで………」
ドンドンドン。ノックの音。ハグリットが少しビクッとした。
「ん?誰だろ?」
「俺が出る。お前さんは座っとれ。」
「うん。」
そして、ハグリットが警戒してドアを開ける。私はふと卵を見ると………動いてる!?
「ハグリット!ハグリット!生まれる!生まれるよ!」
すると、あわててハグリットは暖炉の鍋を机に置いた。玄関から入ってくるハリーたち。
「あれ?イヴじゃない?こんなところで何してるの?とっくに就寝時間は過ぎてるわよ。」
「そっちもね。私はこれが日課だから。」
「は、ハグリット…………それドラゴンの卵!? 」
ロンが叫んだ。見るともうお尻は見えてきている。頭も。
「これか?貰ったんだ。」
「貰った!?」
「誰に?」
「知らん奴。パブで出会ったんだ。」
そして生まれたドラゴンギルバート。さっそくハグリット(ママ)のおヒゲを燃やす。
「あちあちあち………ん?ありゃ誰だ?」
窓を見るとマルフォイの姿。
「マルフォイだ」
ハリーが苦々しく答えた。