第3章 ハリー・ポッターと賢者の石
「イヴ!!ハリー!!起きてっ!起きてってば!」
テンションが高いロンに起こされるとなんと目の前にはたくさんのプレゼントが。
「うおーー!!すごい!チェスだ!こっちは靴!!こっちは………うげっ。ママの手作りセーターだ。ハリーにも来てるよ。」
ハリーにもたくさん来てた。匿名のクリスマスプレゼントまで。まあ、有名人だもんね。
私にも来てた。マクゴナガル先生からは今女子に人気のおしゃれ鏡と魔法変身術の本。ハグリットからは大きな帽子。ハーマイオニーから計画予定帳。スネイプ先生からは薬草学に関するムービーとチョコビーンズ。ダンブルドア先生からは魔法学の全集とお菓子もろもろ。それに後ひとつ。
「ん?これは何だろ?」
匿名の小包。開けてみると中から指輪が出てきた。はめてみるけどちょっとぶかぶか。
「うわっ!なんか高価そうな指輪!!どうしたのそれ?」
「誰か分かんないけど、プレゼントに貰ったの。でも見てぶかぶか。」
「ほんとだ!じゃあ、これあげるよ」
そう言ってもらった紐。それに指輪を通してネックレスにしてみた。うん!いい感じ。とふとみてみると、小包に書き置きがしてある。
『大事にはなみはなさず持っていなさい。きっと君を守ってくれるから。』
ゴツゴツとした字。ハリーにも書き置きがしてあるプレゼントがあったみたいだけど、筆跡がまるで違った。
「不思議だね。って、ハリー体消えてる!?」
でも何故かその書き置きを見るだけで心が安らいだ。