第3章 ハリー・ポッターと賢者の石
そして、みんな私の抜け道を通って帰ることになった。マルフォイに見られちゃったからね。でも
ビービービー!
多分マクゴナガル先生のトラップを引っ掛けてしまった私達。
「イヴはここに隠れて。私たちのミスで捕まらせちゃ悪いもの」
ハーマイオニーが私を角に追いやる。
「え?なんで?どうせだから私も捕まるよ。それにマルフォイがすでに報告してるでしょ。」
「そんなことマルフォイはしないわ。だって、あいつあなたにお熱だもの。」
にやにやしていうハーマイオニー。
「お熱?お熱って……」
「捕まえましたよ貴方達!!こちらへいらっしゃい!」
マクゴナガル先生が顔を真っ赤にしてやってきた。
「どういうことですか。午後8時以降に生徒が出歩くことは禁じられています。よって、-50点です。」
50点!?
「1人50点ですよ、ミスターウィズリーそして、貴方達四人には罰則を与えます。」
「せ、先生?僕の聞き間違いでしょうね。今四人とおっしゃいました?」
「ええ。言いましたとも。ミスターマルフォイ。あなたも罰則です。それでは罰則の内容ですが…………」
「ちょっと待ってください!」
私はそこで割り込んだ。ここまで厳しい罰なんだ。やっぱり私だけ逃れるのはいけないだろう。
「ミスケイン?どうなさいました?」
マクゴナガル先生が私に問いた。こっ、こわい
「わ、私も規則を破りました。それも一回ではありません。私はこの時間いつもハグリットの所へいくのが日課でした。」
「…………………それでは、スリザリンさらに-50点。ミスケインの追加の罰則は改めて決めましょう。では、あなた方五人の罰則の内容ですが…………」