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A Necessity Named Chance

第3章 事件発生


櫻井side

〜♪
 朝6時、目覚ましよりも早く携帯が鳴った。マネージャーからの電話だった


「どうしたの?こんな早く。まだ仕事じゃないよね」

マネ
『どうしたの?じゃありませんよ!事務所に行きますので、急いで準備してください!!』
 事務所?俺、何かやったのか?まぁ一応、返事しておこう


「わかりました。では急いで準備します」

マネ
『お願いします!では』
 プツッと電話がきれた。俺は悩みながら、準備をした



〜♪
 準備が終わった頃、また携帯が鳴った

マネ
『櫻井さん、つきました。怪我しない程度に急いでください!』
 そう言うと返事も聞かず、電話がきれる。番号、間違えてたらどうするんだよ。俺はそう思いながら、マネージャーがいると思われる車に向かった



 俺はマネージャーの車のドアを開け、中には入る。そして後部座席に座り、昴さんにメールをうつ

マネ
「櫻井さん。昨日、収録終わってから何しました?」
 車を発進させ少しした頃、聞いてきた


「飯食いに行ったよ。それがどうしたの」
 俺はメールをうちながら答えた

マネ
「誰と行きましたか?」


「…友達と」
 まさか昴さんと居たところ撮られたのか?そんなわけないよな。俺はメールうつ手を止めた

マネ
「よかったぁ」
 マネージャーはホッと胸を撫で下ろした

マネ
「僕、櫻井さんに彼女ができたのかと思いました。最近携帯見ては笑ってますし、いつもメールうってますし…。もし、彼女ができたら教えてくださいね!」


「はいはい」

マネ
「絶対、呆れてるでしょ!?もう!」
 マネージャーはいつもの調子に戻った。まだ完全に戻りきれてないのは、俺だ
 昴さんとの写真が撮られたかもしれない。もしそうだったらどうする?“友達”だって言うか?きっと友達だと言ったら、当分会うの禁止されるだろう。この際だから許可を貰うか?まだ告白すらしてないのにか?どうすればいいんだ…

マネ
「……いさん。櫻井さん!着きましたよ、行きましょう!」


「あ、はい」
 まだ俺の答えが見つからないまま、事務所についてしまった
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