第1章 その瞳に映るのは・・・・

・・・そうだ、男には前立腺というものがあったな。






ナナシが男だった時の事を考え、
書物を漁った時に得た情報が脳内に蘇る。

二本の指で中を掻き分け、その前立腺とやらを探していると
コリコリしているような箇所を掠め、ナナシの身体が
大きく仰け反った。




―――ここだっ！！




前立腺の発見に歓喜しながら、エルヴィンは重点的にそこを攻める。

ナナシからは、「お願い、やめて」とアンアン喘がれながら
言われたが、そこで止める馬鹿は存在しないだろう。


一層しつこくそこを攻めたら、あっという間にまたナナシが果てた。




一体どこまで快楽に弱い身体なのか、と心配になってしまう。




ナナシは身体を震わせながら絶頂の余韻に浸っているようで、
その蕩けそうな表情にエルヴィンのブツがまた育ってしまった。

グッと歯を食いしばり、エルヴィンはズボンのシッパーを下ろし、
ブツを外気へと晒す。

間抜けな格好だが、窮屈なのだから仕方無い。