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狐薊❪信長協奏曲❫

第3章 兄弟



火照った顔を覚ますために彼の背中から顔を放す
その後、男を捕まえた恒興ちゃんは帰蝶さんの居場所を吐かせ(その際の様子などは省かせてもらいたい。ただ一言、怖かった)サブローの元へと馬を掛けた
そこでは丁度ある日の夕時と同じ面子が揃っていた
恒興ちゃんがサブローへ声をかける
立ち上がって馬の方へと向いたサブローは思い出したように信行さんの方を振り返った

「お前のやり方は汚いぞ。俺が嫌いなら俺を狙え」

そのまま馬へ飛び乗るサブロー
分かっているかのように馬を走らす恒興ちゃん
この二人の連携技はなんなのだろうか
もしかして前世双子なんじゃないの?
そんなくだらない思考を拭ってちらりと後ろを振り返る
遠くに悔しそうに唇を噛み締める信行さんが見えた
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