第46章 -運命-(及川徹)[完結編]
連絡は夜久さんに入れるのだけど、
敢えてオレは曖昧に言った。
及川の反応を見るために。
及川は黙ったまま
チラリとオレを見ただけだったけど、
それで十分だった。
つぅか、オレの勘というか観察力⁈
すごくない⁈
及川は毎日嫌になる程顔を合わせるとはいえ、
檜原さんとちゃんと話すのは初めてなのに…
たぶん、オレの読みは合っている。
及川は、ほぼ100%…
檜原さんもたぶん…
知らぬは本人たちばかり…ってか?
オレは2人の背中を見送ってから、
"今日のご飯はオムライスがいーな♡"
と、嫁にLIN○を送ってから、
資料を片付けて、デスクに戻った。
さて…
及川から良い報告を受ける日が
来るのだろうか…