• テキストサイズ

〜Lemon Candy Story〜

第22章 -名刺-(月島明光)


月島さんの名刺に書かれていた
メールアドレスに、
勇気を出してメールを送ったのは、
その日の残業後だった。


午後からはドキドキしすぎて、
まったく仕事にならなくて、
なんてメールしようとか、
なんでわたしにあの名刺を…?とか、
月島さんのことばかり考えていた。


ぜんぜん意識してなかったのに…
あれだけでドキドキしてしまうなんて、
自分でもビックリしていた。


メールをするドキドキ感。
相手からメールを待つドキドキ感。


彼氏イナイ歴3年になろうとしている
特に好きな人もいなかったわたしには、
刺激の強い久々のドキドキだった。


少し時間をあけて、
月島さんから返事がきた。


それから、ほぼ毎日、
仕事のメールではなく、
プライベートのメールを
月島さんとするようになった。



/ 579ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp