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きっと君は

第3章 状況


必要最低限の物はあるので
家具や布団を買う必要は無い。

だが、食材がない。

「買いに行くか」

まだパンフと制服が届く1時間後までは
時間がある。
食材を買って帰ってくるには
充分だろう。

テーブルにあった鍵をもって玄関に向かう。

「広っ。」

一人暮らしにはもったいないほど
広い玄関がそこに広がっている。

しかも、元の世界で使っていた靴が
靴棚の中に収納されていた。

もぉ驚くまい。
トリップしてきたのだ。
神とやらにも会ったのだ。
恐ることは何も無い。

そう言い聞かせ、外に出る。

(やっぱマンションやけん隣の部屋も
あるのか。)

人付き合いが苦手な私には
多少の不安要素になってくる。


(買い物言うてもここの土地勘なかったわ)

マップで検索してみようと携帯を開く。

携帯はこっちの世界でも使えるようだが
元の世界の人たちのアドレスなどは
すべて消えていて件数が0になっていた。

(なるほどね。)

一人納得して検索をかける。
すると、近くにスーパーがあった。
そこに行くとしよう。

マップに沿って歩いていくと
それらしきものが見えた。

(へー。この世界も普通に生活できる
世界なんか。)

ドラ●ンボールみたいな戦闘を
しなければいけない世界ではなさそうだ。

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