第2章 ここはどこや。
そう言うヤツの手から出てきたのは
間違いなく私が求めていたソレで。
「希紗〜。未成年の喫煙は
法律で禁止されてますよぉ」
「うるさい。勝手に人を
わけわからん所に連れて来ちょるのやけん
ちょっとくらいええやろ。」
ヤツの手からソレを奪い取り
自分のポケットに入れる。
「わかった。
お前がこの先私にコレを
渡し続けるな今までの話信じて
中学生としてこの世界で生きちゃる。」
「そうきたかぁ。う〜ん。
仕方ないなぁ、絶対人に
見つからないこと!これ約束ね!!」
「ん。」
こうして闇の取引(?)で私は
異世界とやらで生きていくことを決めた。
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⚠︎この小説を進めていく上で
未成年による喫煙の
描写が出てきますが、それを推奨する
ような類の小説ではありません。
ご了承ください。