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きっと君は

第7章 新しい学校←展開はやすぎとか言わんとってね


「俺もそう思うぜよ」

「うぉっ!!」

突然木の裏から出てきた男。

ん...?
待て待て待て。
まさかこいつ。

「色気のない声じゃの」

やっぱり。
仁王雅治。
コート上の詐欺師「ペテンシ」
銀色に揺れる髪を後ろでくくって
口元にはあざといホクロ。
それに加えて、この独特のしゃべり方。
間違いない。

「初対面の人間に対して
失礼なやつだな」

「それはこっちの台詞ぜよ
告白現場をのぞき見とは」

気づいてやがったのか。
漫画の設定通り、食えない奴だ。

「別に見てねーし。
私が寝てたとこで
勝手に告白大会始めたのは
そっちだろ?」

「プリッ」


ホントに言うんだ。
実際170cm超えの男がプリプリ言っても
可愛くもなんともないな。

ただ、中学生とは思えない色気は
頷かざるを得ない。

「プヨプヨ」

「っ!
プリプリプリ」

「プヨプヨプヨプヨ」

「プリプリプリプリプリ」






なんだこのやりとり。

「おーい、におー!!
そんな所で何してんだよぃ!」

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