第7章 新しい学校←展開はやすぎとか言わんとってね
※夢主視点じゃなくなります
♪~♪♪〜♪
聞きなれたアラーム音が鳴る。
希紗は慣れたように
目も開けずに手探りで音の元を探す。
ピッ。
音が鳴りやむ。
(あと一時間は寝れる...)
ぼうっとする頭で考える。
が、しかし。
それは元の世界の生活の上でのこと。
こっちの世界の通学時間を考えれば
すぐにでも準備しなくては間に合わない。
しかし、恐ろしいほどの低血圧と
寝起きの悪さを持つ希紗は
そのまま二度寝に入ってしまった。
「ん...。今何時。」
時刻は8時15分。
始業式は8時30分から。
今からどれだけ急ごうと
間に合うわけがない。
「初日遅刻決定。」
焦る様子も見せず、のっそりと
ベッドから起き上がりリビングに向かう。
比較的短時間の身支度を済ませる。
「うわー。中学の制服とか懐かし。」
鏡に映る自分の姿は中学の制服を
十分に着こなせている。
(ホンマに若返ったがや。)
タバコを1本ふかした後
玄関を出た。