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きっと君は

第6章 最近章名を考えるのがめんどくさくなってきた夜天です


「希紗はいくつなん?」

こいつ、私の年もわかってないのに
いきなり呼び捨てかよ。

(そういえば切原と丸井も
いきなり呼び捨てやったな)

「今年中3」

「なんや、俺と一緒やん」

「そーなんだ」

「学校どこ?」

質問攻めかよ。
しかも、ずっとあのヘラヘラした笑顔。

「立海」

「え、ここから通うん?」

「そーなるでしょ。
そういうあんたは?」

知ってるけど。
氷帝の天才忍足侑士。

「氷帝学園っちゅーとこや
結構なマンモス校やから
知っとるんちゃう?」

「まぁ、名前くらいは」

マンションの上階のベランダで
お互いが手すりに肘をついて
質疑応答。

なんともシュール。

「てか、もっと聞きたいこと
あるんじゃないの?」

「かなわんなぁ。
さっきタバコ吸ってたやろ?
自分そういう感じのやつ
なんかなぁって」

未成年の喫煙はいい印象は
与えないだろう。

「さぁ。それはどーだろ。」

「何や意味深やな」

「そう?じゃ、私中入るから。」

「また機会があったら話そな」


そんな機会欲しくはないが
そりゃ、隣の部屋なら会うこと
くらいはあるだろう。

忍足の言葉に軽く返して
私は部屋の中に入った。

なかなかのエロボイスだったな。

(タバコ吸いそこねたし)

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