• テキストサイズ

きっと君は

第4章 出会い


「ほんとにいいのかよ?」

遠慮がちに聞いてくる。
だからそう言ってんじゃねーか。

「いいよ、別に。」

「丸井先輩!よかったっすね!!」

「マジでありがとな!!」

ケーキ1つでここまでとは。

私はカゴの中のケーキを赤髪に渡す。
ホント言うとものっすごく食べたかった。
が、ここでテニキャラと関わりを
持っておくのも悪くない。

まぁ、神奈川にいるコイツらと
会うことなんてそんなに無いだろうが。

「んじゃ、私レジ行くから。」

「え、お前その量一人で
買って帰るつもりか?」

赤髪が驚いた顔で聞いてきた。

「そだけど。」

「お、俺らが持ってってやるよ!
これのお礼!!」

「えー!俺もっすか!?」

「あたりまえだろぃ!
どうせお前だって後で一口くれって
言ってくんじゃねーか」

「うっ...わかりましたよ!」

何やらチーズケーキのお礼に
この素晴らしい量の荷物を
持ってくれるらしい。

普通の子なら大丈夫ですよ!
とか言うのだろうが、生憎私は
そんな純粋な子ではない。

イケメンは喧嘩、タバコ、酒の次に好きだ。
そんな上位じゃないじゃんとか言うなよ。
それでもイケメンは好きなんだ。
関われるんなら、それに越したことはない。
/ 31ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp