第6章 幼馴染みと思い〔後編〕
「彩菜様!!」
慌てて来るのは、隊士
その隊士から、情報が伝えられた
この揺れは、桂の仲間が起こしたものであり、似蔵が元凶だと言う
「(やはり、アイツか)」
予想していた彩菜だったが、攻撃が続く今、対処を考えていた
「いかがなさいましょう?」
「…そうね。隊士達は、表に出て、攻撃の準備。また子や武市がいるなら、アイツらを筆頭にしろ」
「はい!それで、彩菜様は如何様に?」
「私は、この子を安全な場所に避難させてから、合流する」
「はい!」
隊士は、一礼すると急いで他の隊士達と合流した
彩菜は、色葉を安全な場所に移動させようと、その場所を探した
なかなか見つからなかったが、ようやく安全な場所が見つかり、色葉をそこに隠れさせた
彩菜は急いで、隊士達の元に向かおうとした
「よォ、どうした?そんなに急いで」
そこに、あまり聞きたくなかった声が、彩菜の耳に入った