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姫と紫煙の蝶
第5章 幼馴染みと思い〔前編〕
その後、また子と別れ、頭痛薬を飲んだ彩菜は、一息ついていた
「ふ~……」
どうやら、痛みもひいたらしく、散歩をしていた
「おいおい、また居なくなったよ。あの人」
「全く、嫌だよな」
ふと隊士達が、何か話しているのが、聞こえた
「どうした?」
隊士達は、彩菜の姿を見たなり、直ぐ一礼をした
「こ、これはこれは、彩菜様」
「隠そうとするな。一体、何があった」
隊士達は、少し黙秘していたが、彩菜の気に押され、おずおずと口を開いた
「じ、実はですね………」
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