第3章 光鬼と闇姫
何か、彩菜に繋がる可能性があるんじゃないかと思い、俺は桜に名刺を渡した
「ふふふ。それじゃあ、いつか用があったら、お願いしようかしら」
そう言い、クスクスと笑う桜は、彩菜みたいだった
やがて、桜は用事があるらしく帰って行った
「銀ちゃん、桜にデレデレネ」
「あ?んな訳ねーだろ」
「銀さん、いつもと顔付き違いましたけど?」
コイツら、妙な所は感づきやがって
「昔の別れた女に、似てたアルか?忘れちまえヨ。言っとくけど、女はお前の事なんか……」
「神楽ちゃん、ストップ!!」
神楽め、どこでそんな事覚えて来たんだ?
「ちげーよ、そんなんじゃ。………ただ、似てたんだよ。アイツに」
「?」
「アイツ?アイツって、誰ですか?」
「…………」
《銀時!》
なあ、彩菜……
お前は今、どこにいるんだ?
†転換終了†