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姫と紫煙の蝶

第3章 光鬼と闇姫



パシャッ――――……

「うわっ!!」

「「「「!!!??」」」」

「あら、ごめんなさい。あまりにも、アホらしい茶番劇を見たので。良かったですね、水で。直ぐ乾くし」

彩菜は、近くのお店にある水桶を使い、不良にかけた


「あぁ!?何だ、テメーは?」

「まあ、今は言いませんが、小さな子供相手に大人気ない事してる貴方達には、聴く資格すら、ないでしょう」

穏便に済ませたかった彩菜だが、男の子を殴りかかる不良達が、どうしても許せず、手を出してしまったのだ


「んだと?女のクセに生意気な!!」

不良はイラ立ち、彩菜を突き飛ばした

ドンッ!!

「ッ!!!」

突き飛ばされた彩菜は、そのまま後ろへ


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