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姫と紫煙の蝶

第2章 江戸と祭り



刻は経ち、日もすっかりと落ちていた

彩菜は、月夜を眺めていた

「月に、かぐや姫でも居たか?」

とそこに、晋助が帰って来た


「ああ、帰ってたんだ。お帰り、どうだった?結果は」

「邪魔が入った。が、面白いモノは見てきたぜ?」

「面白いモノ?……何なの?」

彩菜は不信感を抱いた


「ヅラに会った」

「ヅラ?ああ、小太郎か。へぇ、江戸に居たんだ」

ヅラこと桂小太郎は、高杉晋助、彩菜兄妹の幼馴染み

終戦後は、お互いに別々の道を歩んでいた為、詳細は不明だった


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