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【恋の乱】才蔵さんがいない夜【裏 R18】

第1章 一人の夜


「ねえ、俺のこと思い出しながら…」

「やめてください!!もう言わないでー」

私は恥ずかしくなり、目をそらしながらとっさに才蔵さんの口を手で塞いだ。
するとその手をつかまれ口元からゆっくりと外される。
そして才蔵さんの方へ向くようにあごを取られる。
緋色の目が私を見つめる。

「長いこと寂しい思いをさせてごめんね。」

才蔵さんは、優しく微笑むと
目を閉じて触れるような口づけをしてきた。

「ん、んん」

今度は才蔵さんの手が私の頬を包む。
角度を変えながら何度も口付けを落とされる。
そして私は自然と才蔵さんの背中に手を回した。

ああ、才蔵さんの背中。
才蔵さんの温もりだ。
しばらくすると唇が離れた。
緋色の目は私をじっと見つめている。
私も目が離せない。

そして耳元にくちびるが近づいてくる。
「お詫びに今夜はお前さんを寝かさないから。」

才蔵さんがそうつぶやくと耳元のくすぐったさに肩をすくめる。
その唇はそのまま耳から首筋を這っている。

そしてスルスルと私の腰紐が解かれる。
寝巻きの合わせをはだけさせられ、才蔵さんの唇は首筋から露わになった私の胸に這わされる。
「あ…はぁん…」
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