第9章 (サンジ、ロー、ゾロ、分岐、後編、一部18禁)
「船長、先に戻ってください。ここはオレたちでやるんで」
「あぁそうだな」
「船長、早めにその娘飽きてください。オレらで楽しみたいんで」
「それはさせねぇ」
ペンギンと同じ調子で頼んできたシャチの軽口を往なし、りんを肩に担ぎ上げながらローは立ち上がった。
「っ高い!」
「落とされたくねぇなら大人しくしてろ」
放っておいた長剣を拾い、ローは部屋を出ようとする。
「ローさん、あの私は本当に…?」
「まだ言うか?もうその気だろ?」
(えっ?)
スタスタと歩きながらローは話を続ける。
「オレの事が、さっきの続きが、気になってるクセにまだ言うのかと聞いてる」
(気になって…いる。確かに)
口だけであんなに感じた。ではその先は?想像しただけで鼓動がはやくなるのを感じる。
「はっ…お前もスキモノだな」
担がれていて顔は見えないが、きっとあの肉食獣のような餓えた笑みを浮かべているのだろう。
ローの指がりんの足をするりと撫でた。
「期待に応えてやるさ。これから船で、ずっとな」
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中途半端で終わります。
この後りんさんどうなったのでしょうか。
次ページからはゾロver.です。