第1章 ラストゲーム
僕は目を覚ますとやっぱり一人だった視界全体にモノクロの
床が広がって部屋の真ん中に紙が一枚落ちていた
「このゲームの音はすべて数字で表わされる
1 2 3 4 5 6 8
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ミ レ ド ファ ソ シ
全てが計算…それがこのゲーム」
そんなことがメモにかかれてあった
そして紙をひろって進んでいくとドアがあって
ドアに貼り紙がしてあった
そこには…
「問題チャンスは一度3478=10になるように計算しなさい
四則演算を使用してどんな順に並べても構いません」
とかかれてあった答えを書くとドアが開いた
次の部屋は何か悍ましい空気が部屋中に漂っていた
足下に死体があるかのようにも思えた
そして…ちょうど部屋の真ん中に
赤いテーブルがあってまたその上に紙があった
「君が見てきた中でドアはいくつあった?」
とかかれてあった
答えを書いてまたあっていたようだった
次のドアを開けようとするとドアが開かなかった
(僕は間違えたんだ…)と思ったけど
なにもおこらなかったテーブルの下
にカーペットがしいてあってそれをめくると
小さなドアがあった開けると中は暗くて何も
見えなかった
でも引きずり込まれるように僕は落ちていった…
そこは一点だけの光があってそれ以外はほとんど
見えず僕はさまよった
行くあてのない島みたいに
そして少しずつ明るくなってきてドアらしき
ものを開けるとそこは本が3つおいてある
小さな部屋だった
ドアはどこにも見当たらなかった
本は赤、青、黄色の本で
赤い本を僕は最初に手にとって読んでみた
そこには『この世界』のことがかかれてあった
「この世界はある人の想いでできている
このゲームはある人のただの想像で創り上げた
ゲームなんの悪気もないでも人は死んでいく
ある人に君たちは見えていない」
と書かれてあった
(ある人とは誰だろう?僕に話しかけた人だろうか?
メモを置いてくれた人だろうか?)
僕は青い本を手に取ったそこにはまたこの世界について書かれてあった「この世界は想像だから現実と矛盾している
想像の中で「死なない」「ケガをしない」そんなことはない
このゲームをクリアした場合3つの願いが叶えられる」