第3章 陽菜の強さ
バシッ
木刀が、沖田の体に強くぶつかる
「っ!」
「い…一本っ!」
「…ねぇ、なんで?」
「お前には、全くと言っていいほど
安定感が無い」
「…どうすれば、そんなに
強くなれるの?」
「知らん…」
陽菜が言った時、道場の襖が
すぱぁぁぁんっっ!
…パタン
開いた…というか壊れた
「おいっ!総司ぃ!」
「うわっ!」
「…?!おい、おめぇ、勝ったのか?」
「…?はい、勝ちました」
「……総司、ちょいと来い」
と、言い、沖田の後ろ首を掴み
土方の自室に連れて行かれる
「助けてぇーーーー!」
(沖田、哀れ)
皆が心をひとつにして、思ったそうだ