• テキストサイズ

初 恋 ア ン ブ レ ラ

第8章   おでこに…


気持ち悪いんですけど


と、言いたいのを我慢して…














 「…………分かりました」



作り笑いで答えたら「よろしくな」と私の頭をポンポンとして去ってく。

渋谷くん達には見向きもせぇへん後ろ姿。

私はブツブツと鳥肌を浮き上がらせてた。



今のが今滝先生の事を苦手とする理由。



事あるごとに手握られたり
胸に肘を当てられたり
今みたいな事をされる。

何しか触ってくる事が多いねん。


他の女の子からしたら
嬉しいんやろうけど…

毎回、鳥肌立たせてるんよね私は。


触られたところを振り払う。

今滝先生のおかげで
作り笑いが特技になりつつあるねん。


今日は最悪な日。

雨だし、今滝先生に触られるし、放課後…












 「(はぁ……嫌やなぁ…)」



渋谷くん達の存在を忘れるくらい
気分が沈んで行った。
/ 256ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp