第8章 おでこに…
続いて、私の後ろに居た錦戸くん
両サイドに居る安田くん丸山くんも窓際へ。
そこが彼らの定位置なんやろうね。
だとしたら
私はどこに座れば…
村「何してんねん、突っ立ったまま」
「え、あ…」
錦「はよすばるくんの隣に座って!」
丸「拗ねてまうからっ」
「えっ、」
渋「拗ねへんわ、そんなんで」
安「じゃあ、僕の隣でえぇよね」
渋「…………」
急に目つきを変えて
安田くんを睨む。
そんな渋谷くんに
何故か全員ニコニコしてて。
(ニコニコよりニヤニヤ?)
笑うのを堪えてる横山くんから「拗ねてもうたから隣行ったって」と渋谷くんの隣へ行くよう催促される。
拗ねる意味が分からへん。
けど、断る理由もなく…
「失礼します、」
と、窓際の後ろから2番目の席に居る
渋谷くんの右側へ座った。
全員の目線が自分へ向いてる。
数人の男の子から
囲まれるなんて経験
未だかつてした事…