第6章 相合い傘。
ちょっと待って。
初めての相合い傘の相手が渋谷くん?
なんか嬉しいのか嫌なのか
良く分かんないけど…
するなら好きな人とが良かった。
そんな相手居ないんやけどさ。
渋「ちんたらしてると置いてくぞ」
「…………良いですけど」
渋「あ?」
ひぃぃぃいっ!
小さい声で言うたつもりやのに聞こえてた。
は?とか、あ?って怖い人が言うたら
とことん怖いやんね。
特に渋谷くんと錦戸くんは
やけに似合い過ぎてるというか…
渋「来んのやったら、雷で泣きべそかいてたんバラすからな」
「……………」
なんで渋谷くんに泣き着いてもうたんやろ。
今、全力で後悔してる。