第4章 勢揃い。
丸「どこに行くん?」
「え、あ、傘が無いんで図書室で時間潰そうかと」
教室にはまだ人が居ると思うから
雨が落ち着くまで
図書室でお気に入りの恋愛小説を
読んどこうかなって。
そこしか行くとこ無いし。
丸「傘、無いんや」
「はい」
丸「ほんなら、傘があれば帰るんやね?」
「あるなら…」
丸「すばるくん!ピンチはチャンスやで!」
渋「やからピンチちゃうって。それにさっきもう断られとるし」
丸「えぇっ!?そうなんっ!?」
大「あっ、やから機嫌悪いんやぁ」
雨で怠いから
機嫌悪そうに見えてたけど
ほんまに機嫌悪いんや。
無表情やから
全然分からんかった。
安「なら、僕の傘入る~?」
「や、大丈夫です」
大「んふふ、即答や」