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初 恋 ア ン ブ レ ラ

第9章   好きなタイプ。


優しい視線が集まる中
疾る胸を何とか抑えて。

お箸でスコッチエッグを掴み…















 「要りませんか?スコッチエッグ」

渋「…………要る」

 「じゃあ、こっち向いて下さい」




向けられたままの後頭部が
ゆっくりと動き
顔が見えた。

表情は無いけど
怒ってる感じは無くて。

お箸で掴んだままの
スコッチエッグが落ちないように
下に左手を添えつつ
渋谷くんの口元へ運ぶ。















渋「自分で食えるけど」

 「ダ、ダメです!これをしなきゃ意味無いらしくて」

渋「何の意味や…」

 「わ、分かりません」

村「もう素直になれや」

横「して貰っとけって」

錦「あ、ちょっと待って!撮るし!」

安「僕は動画に!」

丸「なら俺は心に焼き付けよ!」




なんて言いながらも
丸山くん達は
スマホを取り出して
渋谷くんと私へ向ける。

横山くんと村上くんは
目の前でニヤニヤと
渋谷くんを見てて。
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