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初 恋 ア ン ブ レ ラ

第9章   好きなタイプ。


 「あ、あの…」

渋「…………何」



むちゃくちゃ怒ってるやん。

ほんま大丈夫なんかな…


すっごい不安やけど
近付いたからには
やりとげないと。















 「その、」

渋「………やから何?」

 「(こ、怖い…)」




なんで機嫌悪いの。

機嫌損ねさせた原因が
一体、何なのか
全然分からへんのやけど。

ほんまに私なんかで
機嫌直るんかな…


めっちゃ不安。



けど、近付いたからには
やり遂げなくちゃいけない。

バナナオーレ奢って貰ってるんやし。




よし、行け!私!

見つめてくれてる目を
見つめ返して。
(睨まれてるのが正解やけど)













 「えっ…と、その…隣、」

渋「………………隣…?」

 「はい。隣に座っても良いですか?」

渋「……………別にえぇけど」




プイッと顔を背けられ
少し挫折しかけたけども
何とか持ち堪えて…

後ろ頭を向けたままの
渋谷くんの隣の席へ着く。

そして…
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