• テキストサイズ

初 恋 ア ン ブ レ ラ

第9章   好きなタイプ。


大「ごめーん!めっちゃ混んでたから遅なって……あれ、どうしたん?拗ねてるやん」




渋谷くんの様子を見ながら
近くの机に両手いっぱいのパンを置いてく。

そんな大倉くんを
見つめてる香絵ちゃん。

そして…












渋「拗ねてへんわ。何回言わせんねん」




声まで不機嫌な渋谷くんは
チラッとこっちを見る。

やけど目は合わなくて。

どこを見てるのか
その目線を辿れば
私の後ろで
大倉くんをさりげなく
目で追い掛けてる
香絵ちゃんの姿が…
















 「……………………」



なんだ。


そういう事か。
















大「あ、さん。これ頼まれてたやつ」

 「え、」




ニコッと微笑みながら
バナナオーレをくれる。

好きで堪らないのに
今はそれどころじゃない。
/ 256ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp