第9章 好きなタイプ。
香「遅い」
音楽室に戻れば腕を組んで
仁王立ちしてる香絵ちゃんに
迎えられた。
それまで繋がってた手は解かれる…
香「良く考えたら、あんたが1番危ないやんか」
渋「………人に無理矢理行かせといて、それは無いやろ」
また不機嫌な渋谷くんが出て来た。
ムスッとした顔で
村上くんと横山くんの座ってるとこへ
そそくさ向う渋谷くん。
………無理矢理行かされたんや。
もうほんま申し訳無さでいっぱい。
錦「あかんな、これ」
丸「スネ夫くんモードや」
安「もうどうしようもないで」
錦「つー事やから責任取って来てな」
「え…?」
責任の意味が分からなくて
頭の中にハテナを
いっぱい浮かべてると
大きな音を立てドアが開いた。