第9章 好きなタイプ。
香「何そのニヤけ顔、キモい」
「やって仕方無あらへんよ。嬉しいんやもん」
香「なんでよ」
「告白は?告白はするの?」
香「いや、する予定は…」
「ダメ!しよう!もったいない!イケるって!」
香「その絶対的自信はどこから来るの」
「えー、だって香絵ちゃんから告白されたら付き合うよ私」
香「あんたの話かい」
なんてガールズトークで
盛上がってたら
チャイムが鳴っちゃって。
香絵ちゃんが自分の席へ戻ってく。
「(ちぇっ…)」
これからが良いところなんに
なんでチャイム鳴っちゃうのよ。
聞きたい事いっぱいあるのに。
こうなりゃあ昼休みは
香絵ちゃんを質問攻めやね。
あーっ、もうほんと
自分の事のように嬉しい。
勝手に頬が緩んでく。
恋してるって知っただけで
こんなに嬉しいなら
2人が付き合うと
どんだけ嬉しくなるんやろ?
って、考えただけで
また嬉しくなっちゃった。