第9章 好きなタイプ。
香「…………そっか、」
「そう!結末の分かってる恋より可能性がありありな香絵ちゃんの応援するって今決めたの!」
香「あんた、人の事やとポジティブよね」
「さぁ、教えて!」
立場が変わり
今度は私が
香絵ちゃんに詰め寄る。
恋の経験なんかあらへんから
協力するのは足を引っ張るだけ。
やから応援するの。
香絵ちゃんなら
絶対に両想いになるし
もしかしたら
既になってるかもしんないやん!
「誰なん!?」
香「大倉」
「え…?」
香「何よ、その反応」
「や、大倉って……渋谷くんと仲の良い大倉くん?」
香「他に居らんと思うけど」
「や、やんね、」
めっちゃあっさりしてる香絵ちゃん。
そんな香絵ちゃんが大倉くんを?
え、どうしよう…
2人が一緒に居るところを
簡単に想像出来て。
しかも美男美女。
お似合い過ぎてニヤけちゃう!!