第9章 好きなタイプ。
いやいや、香絵ちゃん。
そんなあっさりと"うん"やなんて…
「き、聞いてないっ!」
香「やって言うてない」
「…………………」
香「…………………」
「…………いつから?誰?」
香「秘密〜」
「なんでっ!めっちゃ気になる!」
中学の時からの付き合いやけども
好きな人が居る居ないみたいな
恋の話をしたのは
何気に今日が初めてやったり。
居るんやぁ…
なんか嬉しくてテンション上がって来た!
「どんな人!?どんな人!?」
香「食い付き過ぎやし、2回も聞かんでえぇ」
「教えてよ!」
香「人の事より自分の事気にしなさい」
「わ、私は…もう無理なの分かってるし、」
香「コクったん?」
「ううん」
香「じゃあ、なんで?」
「……………友達って言われてるから」
それもやたらと。
やから友達以上になる事はなくて…