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初 恋 ア ン ブ レ ラ

第9章   好きなタイプ。


静寂な空気が流れる中
本を捲る音だけが
たまに響いて。

ただ本を読むだけなのに
この体勢のおかげで
ドキドキが止まらなくて…

この心臓の音も
絶対渋谷くんに聞こえてるはず。

本の内容も
全然頭に入って来ない。


恥ずかしくて目を瞑り
とりあえず心を落ち着かせようとした。

何やったらいっその事
このまま時間が過ぎるのを
待つ事にしようか、と
悩み始めた時
本を床へ置く音がして…














渋「めっちゃ赤いな、」



耳元で声がしたのと
フワッと優しく体を
抱き締められたのは同時やった。
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