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初 恋 ア ン ブ レ ラ
第9章 好きなタイプ。
少し振り返れば
真横に顔があり
あまりにも近過ぎて
焦り出す。
私の肩から本を覗き込み
真剣な表情で読んでいて…
その姿をドキドキしながら
ただ見つめるだけ。
いつから後ろに居たんやろ?
全く気配を感じんかったんやけど。
(渋谷くんってもしや幽霊…?)
というか…
「あ、あの…」
渋「ん?」
「その…近過ぎませんか…?」
顔から肩なんて
もうほぼ距離が無いも同然。
今も振り返ったせいで
更に近くなってる。
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