第9章 好きなタイプ。
はいはーい、と
釣られて行ってみようものなら
きっとどえらいペナルティーをされるに決まってる。
(してもらうんのもありとか言ってたし)
絶対行かない。
このスペースだけは
何としてでも確保せねば。
なんて考えも…
渋「来んのやったらやらんぞ?」
「っ…」
渋「えぇんか?」
なんてニィーッと
意地悪顔な渋谷くんの手にある
バナナオーレに寄って
簡単に覆された。
迷いも無く渋谷くんの隣へ。
渋「どんだけ好きやねん」
「そりゃもう…めっちゃです!」
少し苦笑いな渋谷くんとバナナオーレを食い入るように見てる私達の心の温度差って凄いと思う。
早く飲みたくて仕方ない。
(めっちゃ喉乾いてる)