第9章 好きなタイプ。
渋「あ"ぁ〜…疲れた…」
図書室へ着くなり
手を握ったまま
ズカズカと入ってく。
一番奥まで来たら
ドカッと座って
本棚に背を預けた。
疲れたって…
水道から図書室まで
そんな距離あらへんのに。
何やったら自販機も
その間にあるから
遠回りする事なく
来れたんやけども。
渋「そんなとこ突っ立っとらんと、はよ座れ」
「失礼します、」
渋「おー…」
1人分くらいの
スペースを空けて
腰を落とした。
図書室の床に座るって
そう経験出来る事ちゃうよね。
渋「何やねん、これ」
「え…?」
私達の間にあるスペースを見て睨んだ。
(怖いんですけど)