第9章 好きなタイプ。
「ど、どうしたんですか…?」
渋「別に…仲えぇんやなぁって見てただけや」
見てただけの割には
物凄く目付きとオーラが怖い。
ビビればペナルティー…
平常心で行かなきゃ。
香「あ、せや!」
何かを思いついたような声して
渋谷くんと一緒に
香絵ちゃんの方へ目線を向ける。
香「渋谷、あんた暇でしょ?」
渋「いや、別に」
香「何言ってんの、どう見ても暇を持て余してんじゃない」
渋「やったら何やねん」
香「着いてったってよ、職員室!」
渋「は?」
「へ?」
香「そういう訳やから、」
「あ、ちょ、香絵ちゃんっ!どこ行っ…」
香「今滝から守ったってよー!」
と、手を振り教室を出て行った。
そういう訳ってどういう事?
それに守ったって…