第9章 好きなタイプ。
「おはひょうごはいまふ…」
渋「ほんまめっちゃ伸びるな。どないなっとんねん、これ」
それはそれは凄く楽しそうに
びよーん、と私のほっぺたを伸ばしてる。
伸びるのはお肉があるからやし。
スッとしたフェイスラインの渋谷くんには分かるまい。
このほっぺたのお肉が
どれだけ憎いか!
渋「おぉっ、何これ。めっちゃ楽しい!」
引っ張るだけならまだしも
ぐるぐる回し始めやがりましたよ。
止めて、ほんと。
結構痛いねん。
するなら力加減を何とかしていただきたい。
なんて言えないヘタレな私。
「かへひゃぁぁぁあん…っ」
後ろに居る香絵ちゃんに助けを求めた。