第9章 好きなタイプ。
多分、香絵ちゃんも私も
渋谷くんって言えば
後ろの席の彼しか知らんと思うんやけど…
何の確認やったんやろ。
香「なんでまた渋谷、」
「香絵ちゃんが休んでる間、友達になってん」
香「はい?友達?あんたが?」
「うん」
香「大丈夫なん!?渋谷やで!?男やで!?」
「何とか大丈夫、」
香「今滝の次は渋谷か…なんかされたらすぐ言いなさいよ?すぐにとっちめてやるから!」
「う、うん、」
拳を自分の手のひらに打ち付ける香絵ちゃん。
そんな姿見たら言えない。
絶対に言えない。
おでこにキスされた事。
言ったら香絵ちゃんのメガトンパンチが
渋谷くんに炸裂しちゃう事間違いなし!