第9章 好きなタイプ。
仮に私が渋谷くんを
好きになったとしてもやで?
(いや、もう好きになっちゃったけど)
渋谷くんがどう思ってるか、やん。
付き合うとなんて
想い合ってへんと無理やし。
「………………」
じゃあ、なんでキスをペナルティーにしたのかって話で。
それはあれやわ。
そういう人なんやって。
モテる人からしたら
キスってのは
挨拶みたいなもんって
良く聞く話やんか。
と、自己完結させてみる。
「(ついてかれへんな…)」
もう頭の中が複雑になってて。
それでもはっきりと分かってる事がある。
渋谷くんと付き合う事はない。
やって"友達"って言われてるから。
(例え意味が違っていても)