第8章 おでこに…
渋「そういう時はありがとう言わな」
「迷惑かけてるのでごめんなさいで合ってます」
渋「迷惑ちゃうからありがとうや、ほら」
「…………ありがとうございます」
渋「ん、」
どうやら満足されたようで。
言わされた感満載やし
納得してへんけどね。
渋「返すんはいつでもえぇから。何やったらやるわ」
「い、良いです!洗濯して明日か明後日には必ず返しますから!」
と、慌てる私を鼻で笑い
片方の口角を上げた。
その微笑みにドキドキさせられる…
「じゃ、じゃあ、帰ります…」
渋「おいコラ」
「へ?」
渋「まだ帰さんぞ」