第8章 おでこに…
「もう生きてけません…」
渋「何でやねん」
「嫁入り前なのに…」
渋「大丈夫やって。俺しか見てへんし」
「全然大丈夫じゃないです、それ!」
渋「やから着ろって言うてるやん」
「それじゃあ渋谷くんの服が濡れちゃうじゃないですか!」
渋「かまへんから着ろ」
「ダメです!走って帰りますから良いです!」
渋「家着くまでに誰かに見られたらどうすんねん。俺が困るやろが」
なんで困るんよ。
意味分からへんのやけど…
(誰かほんとに渋谷翻訳機を下さい)
もうちんぷんかんぷん過ぎて
着いて行けてない脳みそ。
フワッと肩へ何かが乗せられ…
気付けば私達の間に距離は無かった。