第8章 おでこに…
渋「……ほんま美味そうに飲むな」
横から聞こえた声に
ハッと我に返る。
そうやん。
渋谷くん居たんやった。
バナナオーレが
美味し過ぎて
一瞬忘れてたや。
渋「そんな美味いん?」
「はいっ!あ、飲んでみますか?」
渋「え?」
「え?」
一瞬見つめ合う。
あれ?私なんか驚くような事した?
渋「……甘いの苦手やからえぇわ」
「あ、そうなんですか。すみま…」
と、言いかけてる時
何となく目に入った
バナナオーレを持つ自分の手。
ストローが渋谷くんに向いてる…
「っ!?」
わ、私ってばなんて事を!!